グローバルコラム ※米国時間※

FPD部材

[特報] DSCCがガラス基板パッケージングに関する新レポートを開発中

October 7, 2024

人工知能 (AI) 半導体は非常に複雑かつ大型化しており、チップメーカーやパッケージメーカーはガラス基板に注目しています。このトレンドは、ディスプレイメーカーやディスプレイ製造装置メーカー、ディスプレイ材料メーカーに大きな恩恵をもたらす可能性があります。 […]
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OLED

[新着] AppleのOLED iPad Proは市場最高ディスプレイ搭載の最薄タブレット、しかしiPad Pro用OLED出荷数は右肩下がり

October 7, 2024

DSCC主催のDisplay 360 Summitで明らかになったように、Appleの第1世代OLED iPad Pro用パネルの需要が、好調だった第2四半期を経て、鈍化している。タンデムOLEDスタック/LTPSバックプレーン/厚さ0.2 mmという、タブレット市場向けにこれまで製造されたなかでおそらく最高のディスプレイが市場最薄のタブレットに収められているのだが…。 […]
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TV

[新着] TV用LCD価格月報~国慶節休暇の操業停止で価格下落が減速

October 7, 2024

中国の主要LCDメーカー各社による国慶節休暇の操業停止により第4四半期に向けて業界の供給量が減少した結果、TV用LCD価格が持ち直している。LCD価格は第4四半期に入っても下落しているが、そのペースは鈍化している。価格上昇につながる需要のけん引役は見当たらないものの、価格下落のペースはかなり緩やかで横ばいに近い状態だ。 […]
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OLED

2024年のOLED出荷額は前年比13%増へ~スマートフォン、TV、ITが成長

September 30, 2024

DSCCが発刊した Quarterly OLED Shipment Report 最新版によると、Q2’24のOLED出荷額は前年比36%増となった。消費者および商業需要の改善で出荷数が前年比49%増に成長、一部用途で季節要因により相殺された結果である。Q2’24にはモニターおよびタブレット用OLEDが出荷数、出荷額とも前年比3桁成長を記録した。 […]
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MiniLED

MiniLEDが引き続き着実に成長~有望分野は車載とAI

September 30, 2024

MiniLEDがディスプレイとLEDの両産業において重要な役割を果たす戦略的資源として機能していることが、DSCCの Quarterly MiniLED Backlight Technologies, Cost and Shipment Report 最新版で明らかになった。Q2'24のMiniLED出荷数は480万枚だったが、TV需要低迷のためQ3'24はやや減少の見通しだ。2024年のMiniLED総出荷数は1900万枚を超えると予測されている。 […]
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企業収益

Q2'24の世界FPDメーカー業績レビュー~業界の健全化に向け前進

September 23, 2024

DSCCの Quarterly Display Supply Chain Financial Health Report は上場FPDメーカー13社を追跡しており、企業の財務情報開示に基づいている。Q2'24は業界のほぼすべての企業で財務状況が改善した。大型LCDに重点を置くFPDメーカーはパネル価格上昇と需要増の恩恵を受けた一方、スマートフォン向けの小型ディスプレイに重点を置く複数の企業が損失を削減した。 […]
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田村喜男の視点

[9月号] FPD設備投資を上方修正

September 5, 2024

DSCCは、2020-2027年のFPD設備投資 (建屋は含まない製造装置ベース) の累計予測を、前回予測から8%増の746億ドルに上方修正した。液晶、マイクロ有機EL、マイクロLEDは前回比で横ばいだが、フレキシブル有機ELへの投資増額が見込まれることが要因。同期間で有機EL向けの投資額は前回比同14%増の約436億ドルとなる。増額の要因は、中国メーカーによるフレキシブル有機ELの投資再開だ。スマートフォン向けに加え、タブレットやノートPC向けといったIT分野に用途が拡大していることと、平均パネルサイズの大型化、現有ライン稼働率の好調な推移が投資再開への意欲を後押ししている。 […]
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[8月号] AppleのiPhone用OLEDメーカー採用動向

August 7, 2024

昨年と同様に、今年も4モデルを展開する予定のAppleのiPhone。パネルサプライヤーも昨年と同じくSamsung Display (SDC)、LG Display (LGD)、BOEとなるが、SDCのシェアは昨年の6割から5割へ下がりそうだ。2024年は画面サイズが一部変更され、Pro Maxが6.86インチ、Proが6.27インチ、Plusが6.69インチ、通常モデルが6.12インチとなる。 […]
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[7月号] 急激に普及していく生成AIスマートフォン

July 8, 2024

生成AIを搭載したスマートフォン (スマホ) の商品化が加速しており、2024年は生成AIスマホが飛躍する年となりそうだ。DSCCの親会社であるCounterpoint Researchの調べによると、2023年に出荷されたスマホのうち、生成AIスマホは1%に満たなかったが、インストールベース (市場で使用されているスマホ) の台数は2023年の数百万台から27年には12.3億台に達し、普及率は43%まで上昇する見通しだ。 […]
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[6月号] Apple、有機ELパネルを初搭載したiPad Proを発売

June 12, 2024

Appleは先月、初めて有機ELパネルを搭載したタブレット端末「iPad Pro」を発売した。11.1インチと13インチの2モデルで、前者はSamsung Display (SDC)、後者はLG Display (LGD) が主にパネル供給しているが、LGDは前者の供給も一部サポートしている。このパネルはApple向けの特別仕様で、ガラス基板と薄膜封止 (TFE) を組み合わせたハイブリッド型である。 […]
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最近の報道記事

◆10月3日付の日本経済新聞「テレビ用液晶パネル、2カ月連続で下落~8月大口」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆8月28日付の日本経済新
聞「液晶パネル、7カ月ぶり下落 テレビ用1%安~7月大口価格 中国で販売不振」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆7月30日付の日本経済新
聞「TVパネル、五輪需要低調~6月大口価格横ばい 中国不振で先安観」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆6月19日付の日本経済新
聞「大型TV液晶2%高~5月大口、パリ五輪迫り需要見込む」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆5月28日付の日本経済新
聞「中国BOE、有機EL増産~成都に最先端工場、能力1.5倍 液晶に続き世界一狙う」にDSCCの分析データが紹介されました。
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◆5月28日付の日本経済新聞「中国ビジョノックス、有機ELの新工場 1.2兆円を投資」にDSCCの分析データが紹介されました。
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◆5月14日付のNHKニュース「シャープ テレビ向け液晶パネル 大阪の工場での生産停止を発表」にDSCCの分析データが紹介されました。
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◆5月14日付の朝日新聞「日の丸液晶」JDI、上場から10年連続赤字~株価は40分の1に」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆5月14日付の日本経済新聞「日の丸液晶終焉へ~シャープ大型撤退、JDIは10期連続赤字」にDSCCの分析データが紹介されました。
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◆5月3日付の日本経済新聞「TVパネル価格、五輪特需に差 有機EL、買い控えで低迷~液晶は調達増え値上がり」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。

注目の調査レポート

車載 (NEW!)

Biannual Automotive Display Shipment Report [2024年9月創刊]

年2回刊

Biannual Automotive Display Shipment Report は、 Automotive Display Design Win and Specification Database に含まれるすべての情報に加え、自動車および車載ディスプレイ出荷データも収録しています。モデル別自動車出荷データはDSCCの親会社であるCounterpoint Researchによるもので、デラックス版には65ヵ国を対象とした各国のモデル別出荷データも掲載されています。本レポートは2020年以降のモデル別出荷数データを明らかにしており、Q1’23以降は四半期ベースでデータを提示しています。 […]
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車載 (NEW!)

Biannual Automotive Display Design Win and Specification Database [2024年9月創刊]

年2回刊

Biannual Automotive Display Design Win and Specification Database では、2020年からQ1’24までの期間を対象に、世界のほぼすべての自動車およびトラックモデルのディスプレイ仕様を識別、提示しています。107の自動車ブランド・約1800モデルをカバーするこのデータベースでは、以下の内容を明らかにしています。 […]
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車載 (NEW!)

Annual Automotive Display Technology and Shipment Report [制作中]

Annual Automotive Display Technology and Shipment Report は、車載市場におけるディスプレイ技術の進展を年次ベースでまとめたものです。本レポートは車載市場での成功に向けたLCD、OLED、MicroLEDの各ディスプレイ技術の進展状況を明らかにしています。また、最新の出荷データを反映するとともに、ディスプレイ出荷数を技術別やサイズ別に予測しています。 […]
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FPD注目技術 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材

Annual Glass Substrate Packaging Report [年内発刊予定]

年1回刊

人工知能 (AI) 半導体は非常に複雑かつ大型化しており、チップメーカーやパッケージメーカーはガラス基板に注目しています。このトレンドは、ディスプレイメーカーやディスプレイ製造装置メーカー、ディスプレイ材料メーカーに大きな恩恵をもたらす可能性があります。また、十分に活用されていない旧式a-Si TFT LCD生産ラインをこの用途に転用あるいは売却できれば、理想的なソリューションとなります。ガラス基板には優れた平坦性や優れた熱的・機械的安定性といった特長があり、こうした特長によって、AIを支えるチップパッケージの高密度化と高性能化が実現します。 […]
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FPD注目技術 AR/VR

Biannual AR/VR Display Technology and Market Report [2024年6月発刊]

年2回刊

ディスプレイは拡張現実 (AR) / (VR) ヘッドセットで重要な役割を果たします。主要OEM各社は旗艦製品となるAR/VR機器の発売準備を進めており、ディスプレイメーカーは明るさ、コントラスト、解像度を向上させる技術の開発に取り組んでいます。この新レポートは、MicroLEDとOLEDを含むすべてのディスプレイカテゴリを対象とし、サプライヤーとそのロードマップの詳細情報を提供します。ヘッドセット内の光学部品との互換性についても解説しています。本レポートにはARとVRの両市場予測が含まれています。 […]
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FPD全体市場 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材 FPDコスト 有機EL (OLED) 液晶 (LCD) テレビ (TV) IT (タブレット/PC/モニター) スマートフォン 個別調査

田村喜男の「季刊 FPD需給観測 (市場総論) レポート&データベース」+解説動画 (60分間)+テーマ無制限!お客様固有のご関心項目への質疑応答WEB会議 (90分間)

年4回刊

お客様のビジネス課題やお悩みは日々刻々と変化し、その内容も事業によってさまざまです。年間を通じて「フレキシブル」「コンスタント」「リーズナブル」に、DSCCのあらゆる分析資料&アジア代表・田村喜男の知見をフル投入して、お客様を個別にご支援します!田村のWEB会議枠の限界事情で大口ご契約社様専用であった本サービス、いよいよ一般のお客様向け販売を開始しました!※請負可能数に限りあり、どうかお早目にお問い合わせください。 […]
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