10/11セミナーの見どころ解説 (2) 2021-2023年のLCDパネルと材料市場

Published September 29, 2022
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「FPD市場総論」枠から

LCD市場は、2022年のパネル出荷面積ベースで、本格量産後 歴史的に初めての前年比マイナスとなりそうだ。その後、2023年には5%以上の成長に戻ると予測している。

一方で、LCD部材を代表するガラス基板投入面積は、2021年の前年比+11%に対する反動で、2022年は-7%以上の大きなマイナスになりそうだ。続く2023年では、パネル市場と連動して5%以上の成長を見込んでいる。

LCDパネル市場と需給バランス

2021年のLCD市場は、ガラス基板投入面積の成長率がパネル面積の成長率を大きく上回ったことにより、大きな過剰生産であったと言える。そして2022年では、この過剰生産分の在庫を解消するべく、ガラス基板投入面積の成長率がパネル面積の成長率より大きなマイナスを示す。このガラス基板のトレンドが各種LCD材料市場のトレンドに近いが、さらに過剰生産・在庫調整の振幅が激しい結果となっている。従って、各種LCD材料市場は、-7%を上回る-10%に近いマイナスとなりそうだ。2023年のLCD材料市場は前年比5%以上の面積成長ではあるが、2021年をやや下回る見通しとなる。

10/11セミナー会場にて、アプリケーション別や長期予測も交えて詳細を解説したい。

アプリケーション別 LCDパネル市場

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Written by

Yoshio Tamura

tamura@displaysupplychain.com