中国OLEDメーカーの出荷数量推移

Published February 18, 2020

中国パネル・メーカーがOLED生産への積極的な設備投資を行っている。2つのグラフはスマートフォン向けのOLEDパネル出荷数量実績を四半期ごとにパネル・メーカー別に表したものである。また、2つのデータテーブルは各社の2019年実績と2020年の最大計画を示している。

1. Flexible OLED(Foldable含む)
BOEの出荷数量が2019年後半に大きく減少した。B7工場の稼働率は30%以下にまで低迷した。そして、B11工場のオンセルタッチ(FMLOC:Flexible Multi-Layer On Cell)量産が立ち上がらず、Huawei向け受注を逸した。2019年の中国パネル・メーカーの主要顧客は、BOEがHuawei、Nubia、Xiaomiなど、VisonoxがXiaomi、ZTE、White Boxなど、TianmaがWhite Boxである。

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2020年は各社ラインの本格稼働化により、各社最大計画のとおり非常に積極的な事業拡大姿勢が見られる。VisionoxはHuawei、CSOTはXiaomi、TianmaはXiaomiやOppo向けなどから増産化を図る模様。BOEはApple向け量産化も計画しているが、2020年Q2’20からの量産化は容易ではなさそうだ。BOEのQ1’20時点の稼働ラインは、B7-1/2とB11-1の3ラインであるが、Q2’20以降順次B7-3とB11-2/3の3ラインも立ち上げる計画である。
しかし、2020年4月のDSCCセミナーで披露する2020年各社別出荷見通しでは、いずれも最大計画の70%程度あるいはそれ以下を示すことになりそうだ。

2. Rigid OLED

Q1’19に季節要因で一旦、減少したものの、その後は着実に増加している。2019年の中国パネル・メーカー別の主要顧客は各社ともにWhite Box向けが多いが、VisionoxはLG電子、TianmaはLenovoやLG電子に入り込んでいる。しかし、White Box向けが大部分であり、大手ブランドへの参入が目に見えてこない状況である。

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各社ともに、2020年も2019年に引き続き、着実に事業を拡大させる方向であるが、これまでSDCが独占している大手ブランドからの受注が課題となっている。 ​

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Written by

Yoshio Tamura

tamura@displaysupplychain.com