[11/19時間割] 午前:FPD産業分析セミナー&午後:カウンターポイントTechセミナー

Event Agenda

※10月31日 10:00更新

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[午前の部] FPD産業分析セミナー 2025年後期版
09:00
受付・開場


※受講券はご用意しておりません。会場 (地図) 5階の受付デスクにて、お客様の「お名刺1枚」をいただき、引き換えに「入場証」と「講演冊子」をお渡しします。
※代理のご受講者様は、ご登録者様のお名前情報を、代理人様ご自身のお名刺に手書き添えの上、ご提示ください。

09:30 - 09:31
開会のご挨拶


カウンターポイントリサーチ
セミナー事務局・司会進行

09:31 - 11:00 ※途中5分間休憩あり
『FPD市場総論』


カウンターポイントリサーチ
日本支社長 兼 グローバルリサーチバイスプレジデント
田村 喜男

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[講師よりお客様へ]
今回のキーワードは「Apple」と「大型テレビ」です。

Appleに関しては、(1) フォルダブルiPhoneの発売 (2) 有機EL搭載MacBookのリリースは2026年末までに間に合うのか (3) Apple Watch用有機ELのサプライヤーはどうなる、が注目ポイントになります。(1) はSamsung Display (SDC) がパネルを全量供給する見通しですが、(2) ではSDCのG8.7工場の立ち上げに格闘しており、量産開始が2026年4-6月期にずれ込む可能性が高いです。(3) はLG Display (LGD) とジャパンディスプレイ (JDI) が供給してきましたが、JDIの供給停止に伴い、BOEやSDCが参入してくることが見込まれています。

大型テレビに関しては、85/98/100インチといった”超大型”の出荷台数が、2024年10-12月期で300万台に達し、一定の市場を形成し始めました。現在、115インチはG10.5ガラス基板で2枚取りしていますが、取れ効率が悪い (ガラス基板が余る) ため、2026年以降は130インチを2枚取りすることが計画されています。大型テレビでは、RGB MiniLEDバックライトが登場。TCLが赤色にKFS蛍光体を用いた低価格ソリューションを開発するなど、超大型から65インチクラスまで適用範囲を広げてきそうです。これに対抗するため、有機EL (WOLED) テレビは偏光板レスを2026年内にリリースし、65インチで30-40ドルのパネル価格の引き下げ、製品売価では100ドル程度の引き下げにつながる見込みです。

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[講師略歴] 田村喜男は、カウンターポイントリサーチによるDSCC買収に伴い、同社に入社しました。DSCCは東京に拠点を置き、共同創業者兼アジア代表を務めていました。田村はディスプレイ市場調査とコンサルティングの分野で30年以上の経験を有し、ディスプレイ市場とそのサプライチェーンに関する第一人者の一人です。1990年にテクノシステムリサーチ (TSR) でこの市場を担当し、ディスプレイ市場調査事業を立ち上げ、急成長させました。TSRで10年間勤務した後、2000年にDisplaySearchに招聘され、アジア担当副社長兼日本代表に就任、同社のアジア地域における初代社員となりました。その後、豊富な人脈を活かし、韓国、台湾、中国で多くの人材を採用することで、DisplaySearchは日本以外のアジア諸国にも事業基盤を拡大しました。2005年、DisplaySearchはわずか5年で世界有数のディスプレイ調査・コンサルティング企業へと成長し、米国NPDに買収されました。田村はNPDのディスプレイサーチ部門のシニアバイスプレジデント兼フェローに就任しました。 2014年、NPDのディスプレイサーチ事業がさらに成長を遂げ、米国IHSに買収された際にはディスプレイ事業部門のシニアディレクターに就任しました。2016年8月に田村はIHSを退社し、10月より米国Display Supply Chain Consultants LLC (DSCC) の共同設立者兼アジア統括に就任しました。2023年8月、設立以来7年間成長を遂げたDSCCをカウンターポイントリサーチが買収しました。田村はその豊富な経験を活かし、ディスプレイ関連の調査、コンサルティング、イベントサービスに携わっています。また、ディスプレイ業界のイベントやカンファレンスで講演も積極的に行っており、国内最大の展示会であるファインテック・ジャパンの併設セミナーにおいても、実に2005年から登壇しています。中央大学国際経済学部卒。

11:00 - 11:10
休憩

※前後の時間調整のため若干短くなる場合があります。

11:10 - 12:00
『FPD先端技術及び投資動向』


カウンターポイントリサーチ
FPD部門 FPD技術/設備投資/製造装置担当 アソシエイトディレクター
Jayden Lee (韓国)

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[講師よりお客様へ]
10月後半の電子デバイス産業新聞 (澤登記者様) によるインタビュー企画にて、本セッションの注目ポイントを解説します。記事掲載をお待ちください。

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[講師略歴] Jayden Leeは、DSCC買収に伴いカウンターポイントリサーチに入社しました。DSCCではFPD技術/設備投資/製造装置担当ディレクターを務めており、FPDおよび半導体業界で約20年の経験を誇ります。2005年からは、リソグラフィーのサプライチェーンにおいて重要な役割を担う大手光源・装置メーカーであるUshio Koreaに勤務しました。Ushio在籍中は、フォトプロセスや成膜プロセスで使用される光源および関連装置、そしてFPD基板洗浄装置を担当しました。さらに、LED、レーザーダイオード、デジタルシネマ用光源など、様々な分野に従事しました。FPDメーカー、製造装置サプライヤー、材料メーカーなど、様々な企業と協業し、市場の変化を的確に捉え、Ushioがより効率的で手頃な価格の製品を開発できるよう戦略的な役割を果たしました。日本語が堪能であり、日本における講演活動は全て日本語で行います。韓国ソウル在住。

12:00
閉会

※閉会後、会場ホワイエにて田村&Lee両講師との名刺交換及び個別の質疑応答を承ります。
※13:00開始の「カウンターポイントTechセミナー 2025」のご登録者様は、午前中のお席にそのままお座りいただけます。

[午後の部] カウンターポイントTechセミナー 2025


12:30
受付・開場

※受講券はご用意しておりません。会場 (地図) 5階の受付デスクにて、お客様の「お名刺1枚」をいただき、引き換えに「入場証」をお渡しします。
※代理のご受講者様は、ご登録者様のお名前情報を、代理人様ご自身のお名刺に手書き添えの上、ご提示ください。

13:00 - 13:05
開会のご挨拶
13:05 - 13:40
Session 1『貿易戦争下における世界経済とTech産業』


カウンターポイントリサーチ
日本支社長 兼 グローバルリサーチバイスプレジデント
田村 喜男

[概要] 米関税政策に端を発した世界貿易戦争、米中貿易・技術戦争、インフレ動向、中国経済の悪化、中東紛争、ウクライナ戦争、欧州の不安定な政治、などのリスク・インパクトを取り上げ、シナリオ分析を解説します。これらの各種世界経済動向を踏まえて、スマートフォン、半導体などのテクノロジー産業の大局的な動向と展望を解説します。

13:40 -14:15
Session 2『スマートオートモーティブ』(英語)


カウンターポイントリサーチ (米国)
アソシエイトディレクター
Greg Basich

[概要] 自動車セッションでは、車載デジタルアシスタント、ADAS、自動運転といった車内AIアプリケーションに加え、バッテリー管理やサイバーセキュリティなど他システム・機能向けのAIについてお話します。また、自動車におけるAI活用は、生成AIと従来型モデルが混在しており、半導体企業とソフトウェア企業は、これらのモデルを車載システムで開発・展開するために、異なるアプローチを採用していることについても講演いたします。さらに本セッションでは、自動車メーカーやエコシステム内の他企業が、AIによってクルマの機能と性能を高めるために結んでいるパートナーシップの動向に関する洞察もご提供します。

14:15 - 14:30
休憩

※前後の時間調整のため若干短くなる場合があります。

14:30 - 15:05
Session 3『半導体業界の成長とAIにおけるメモリ』(英語)


カウンターポイントリサーチ (韓国)
リサーチディレクター
MS Hwang

[概要] 本セッションでは、現在のメモリー半導体市場を包括的に俯瞰します。需給見通しの検証、競争環境の分析に加え、生成AIを支えるメモリーソリューションを深掘りします。さらに、関税政策や地政学的動向がもたらす主要リスクと新たな機会も整理。ぜひご参加いただき、急速に進化する業界で先手を打つための実践的なインサイトをご獲得ください。

15:05 - 15:40
Session 4『ファウンドリー2.0と半導体業界における成長』(英語)


カウンターポイントリサーチ (台湾)
シニアアナリスト
Jake Lai

[概要] 本セッションでは、日本における現在の市場環境と新たな機会を探ります。ファウンドリーの成長率、稼働率予測、ウェハ価格の動向、そして先端ノード開発を加速させる旺盛なAI需要といった主要指標に関して講演し、さらに、主要プレイヤー間の競争ダイナミクスを整理し、日本におけるファウンドリーの役割の進化にに関する洞察に関してお話します。今後5年間で日本のファウンドリー産業に何が起きるのか、その見通しをぜひ本セッションでご確認ください。

15:40 - 15:55
休憩

※前後の時間調整のため若干短くなる場合があります。

15:55 - 16:30
Session 5『新しいAIエコシステムを理解する』(英語)


カウンターポイントリサーチ (日本)
リサーチディレクター
Marc Einstein

[概要] AIは人類の歴史上、これまでのどの技術よりも速いペースで進化を遂げています。こうした急速な変化に伴い、産業は変革され、ビジネスモデルも変わりつつあります。本セッションでは、AIのバリューチェーン全体を分析し、最新の市場動向を探ると共に、本分野の将来予測について講演いたします。

16:30 - 17:05
Session 6『スマートフォン&XR最前線』


カウンターポイントリサーチ (日本)
シニアアナリスト
宮下洋子

[概要] 本セッションでは、グローバルおよび日本のスマートフォン市場、そしてXR市場にフォーカスします。スマートフォン分野では、グローバル市場の概況やトランプ関税の影響に加え、日本におけるiPhoneの販売動向、キャリア・メーカー各社のプロモーション施策、中古市場の拡大トレンドを整理。XR分野では、デバイス進化や新興プレイヤーの台頭、産業応用の広がりを取り上げます。さらに、これら両市場に共通して急速に浸透するAI技術が業界をどのように進化させ、変化をもたらしているのかを考察します。

17:05 - 17:10
休憩
17:10 - 17:45
Session 7『パネルディスカッション~貿易戦争×AI時代と対峙する日本Tech産業』


ゲストモデレーター)
産業タイムズ社 代表取締役 副社長 兼 電子デバイス産業新聞 特別編集委員
津村 明宏氏

17:45 - 17:50
閉会のご挨拶
18:00
講演延長時の最長終了時刻
18:00 - 19:00頃
名刺交換会・懇親会

※閉会後、会場隣室にて全講師との名刺交換及び個別の質疑応答を承ります。
※軽食・お飲み物付き。事前ご予約は不要です。ぜひお気軽にお立ち寄りください。