[4月25日開催] DSCC発 FPD産業分析セミナー 2024年前期版 [昼食付 税前56,000円]

本セミナーの特長~DSCC田村喜男のFPD直球解説 (電子デバイス産業新聞コラム)

DSCCは、4月25日 (木) に東京コンファレンスセンター・品川5階大ホールにて「FPD産業分析セミナー 2024年前期版」を開催します。本格的な回復へ進もうとするFPD市場の展望を徹底解説します。

FPD市場は2022-23年の厳しい市況から底打ちはしたものの、マクロ経済の低迷もあって、いまだ回復の途上にあります。しかし、中国FPDメーカーが旧正月に事前の大規模生産調整を実施したこともあり、テレビ用を中心にパネル価格、工場稼働率が2023年と同じタイミングで上昇し始めました。パリ五輪やユーロカップといった大型スポーツイベントが実施される本年は、この上昇がいつまで継続するかが当面の焦点となります。

プログラムとして、まず筆者 (田村) が午前と午後の2部に分けて「FPD市場総論 Part 1~FPD市場の大局を洞察する」「FPD市場総論 Part2~FPD成長市場 (ご登録者様の事前アンケートに基づき決定 NEW!) 」をお話しします。2023年は高水準の稼働率が半年間継続し、9月から稼働調整に入りました。2023年同様に3月から上昇し始めた本年は、調整に入る時期が早いのでは?とみる向きが強いですが、パソコン分野では2025年モデル向けの仕込みが24年第4四半期から立ち上がるのかにも注視しています。こうした点を踏まえ、本セッションでは、需給バランスや工場稼働率の見通しに加え、有機ELとミニLED搭載液晶の競争、IT用有機ELの行方といったテーマを解説します。

次に当社から、FPD技術/設備投資/製造装置担当ディレクターのJayden Leeが「FPD先端技術及び投資動向」と題して日本語で講演します。G8.7IT用有機ELへの投資が韓国と中国でこれから本格化しますが、LCD市場では中国への生産一極集中が進んでおり、韓国や台湾では旧ラインの閉鎖などで生産キャパシティーが減少しつつあります。こうした状況に加えて、新たな生産拠点として名乗りを上げたインドの状況などを含めて最新動向をリポートする予定です。「また今回の講演では、新技術のハイブリッド有機ELのガラス基板のエッチングプロセスについて新しく資料を作成し、詳述するので期待していただきたい」(Leeより)

DSCCと年内統合予定の Counterpoint Researchセッションでは、日本総窓口ディレクターの前納秀樹が世界の「スマートフォン市場動向」「XR市場動向」「スマートオートモーティブ (HUD含む自動車) 市場動向」について解説します。前回は英語による解説でしたが、今回から日本語で行うため、より理解していただきやすいセッションとなります。まずは 無料調査レポート (105頁 PDF) から、とりわけスマートフォン市場調査では世界最大手の同社の分析能力をご確認ください。

ゲスト講演には、濃厚な技術解説で毎回好評のサークルクロスコーポレーション・フェローアナリストの小野記久雄氏を再びお招きし、「OLED最新技術動向 2024」と題して、高輝度化が進むテレビ用有機ELやフォトリソ有機EL技術などの詳細な内容を、各社の出願特許分析をもとに解説していただきます。さらに恒例企画として、電子デバイス産業新聞・津村明宏氏による「マイクロLED産業動向 2024」のショート講演や澤登美英子氏の「現場記者目線による全セッションのQ&A」を通じて、FPD市場の今後をより深く展望していきます。「Appleの開発中止という衝撃が走ったマイクロLED市場。本セッションでは、そのサプライチェーンを昨年11月の講演からアップデートし、簡潔に説明する」(津村氏より)

最後に一日を締めくくる恒例人気企画「みずほ証券・シニアアナリストの中根康夫氏⇔DSCC・田村喜男とのトークセッション」、今回はご登録者様アンケートでも大変関心が高いApple動向に焦点を当て、「Appleの戦略、OLED/AI/Foldable採用がバリューチェーンに与える影響 (仮)」を主なテーマに、中根氏の単独解説を含め両名が本音をじっくり語り合います!

閉会後は別室での「講師陣との名刺交換&懇親会」 (無料) もご用意しています。
ぜひ本セミナーを皆様の商機探求や事業拡大にお役立ていただきたく、お申し込みをお待ちしています。

DSCC 共同創業者兼アジア代表
田村 喜男

開催概要

【名称】 FPD産業分析セミナー (DSCC Japan セミナー) 2024年前期版

【主催】 DSCC Japan with Counterpoint Japan
【後援】 電子デバイス産業新聞

【日時】 2024年4月25日 (木) 9:30受付 10:00開演~17:50頃※最長18:00閉演
    ※閉演後に別室にて名刺交換・懇親会 (約1時間) をご用意いたします。

【会場】 東京コンファレンスセンター・品川 5階大ホール (地図)

【受講料】 お一人様 56,000円 (税込61,600円)
    ※昼食お弁当付きです。
    ※ご同僚様との交代受講 (人数/回数無制限・事前申請不要) が可能です。   
    ※PDF請求書をメール→原則、翌月末日までに国内銀行口座にお振込みください。

【配布物】
・正式:主に日本語のパワーポイント (DSCC枠) &PDF (招待枠) の電子ファイル集
    ※開催前日までに「先行版」を、開催翌日に「改訂版」をメール配信いたします。
・補助:場内メモ書き用 モノクロ冊子

【閲覧権】 ご登録者様のご所属企業・団体様内にてご共有できます。
    ※関連企業・団体様は対象外となります。

【総合窓口】 DSCC Japan セミナー事務局

プログラム [時間割は下段から] ※4月23日 12:50版

DSCC セッション

FPD市場総論 Part 1~FPD市場の大局を洞察する

[講師より] 2023年は高水準の稼働率が半年間継続し、9月から稼働調整に入りました。2023年同様に3月から上昇し始めた本年は、調整に入る時期が早いのでは?とみる向きが強いですが、パソコン分野では2025年モデル向けの仕込みが24年第4四半期から立ち上がるのかにも注視しています。こうした点を踏まえ、本セッションでは、需給バランスや工場稼働率の見通しに加え、有機ELとミニLED搭載液晶の競争、IT用有機ELの行方といったテーマを解説します。

FPD用途別需要予測

 FPD TVセット需要
 スマートフォンセット需要
 TVパネル需要
 TVパネル需要
 モニター/ノートPC/タブレットパネル需要
 スマートフォンパネル技術別需要
 FPD数量/面積ベース需要予測
 LCDとOLEDの数量需要予測
 LCDとOLED面積需要予測
 LCDとOLEDの四半期出荷面積推移

FPD生産能力

 LCDとOLED設備投資
 LCDサプライヤー別投入能力
 LCDとOLEDの生産国別投入能力 
 OLED入力容量
 モバイル/IT向けOLED基板のサプライヤー別投入能力

FPD工場の稼働率と需給バランス

 LCD工場稼働率見通し
 LCD世代別およびサプライヤー別の工場稼働率 
 モバイル/IT向けOLED基板のサプライヤー別投入量
 サプライヤー別モバイル/IT OLEDライン稼働率
 モバイル/IT OLEDラインのRigid/Flexible別稼働率
 TV/モニター用OLEDの需給バランス
 モバイル/IT OLEDの需給バランス
 Rigid+TFEベースのIT OLEDライン
 Rigid+TFEベースのIT OLED需要予測
 Rigid+TFEベースのIT OLED需要予測

FPDの価格・コスト・マージンの動向

 サプライチェーンにおけるLCD TVパネルの在庫動向
 LCD TVパネルの価格動向
 LCD TVパネル価格とキャッシュコストの推移
 LCD TVパネル価格見通しITパネル価格見通し
 LCDキャッシュマージントレンド

サマリー

 LCD/OLED工場ダウンサイジングと需給バランスに与える影響
 LCD需給バランス見通しと2030年に向けて長期的な投資方向性
 FPD合従連衡とサプライチェーンへの影響
 OLED TVパネル需給バランスと長期的な方向性

DSCC
共同創業者・アジア代表
田村 喜男
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FPD市場総論 Part 2~FPD成長市場 (ご登録者様の事前アンケートに基づき決定) NEW!


超大型液晶 TV市場

 TVセット平均サイズとLCD TVパネルのサイズ別トレンド
 成長する超大型LCD TV:85"/98"/100"
 超大型LCD TV地域別/ブランド別:85インチ~100インチ

ミニLED TV対OLED TVのバトル

 OLED TVとミニLED TVのTVブランド比較
 超大型LCD TV 75~85インチ vs. 55~77インチOLED TV
 QD技術による TV市場の見通し
 地域別OLED TVとミニLED TVの比較

QD TV/IT (およびMiniLED) 市場

 MiniLED LCD 予想
 QD TVのブランド別出荷台数
 QDモニター/MiniLEDモニターとノートPCブランド
 QDパネル面積ベース市場セット予測

車載用FPD/ARVR/マイクロLED

 成長を続ける車載用FPD
 AR/VRヘッドセット用FPD市場見通し
 マイクロLED市場見通し

Foldable市場

 Foldable式スマートフォンのブランド別出荷台数と価格動向
 Foldable式スマートフォン用OLED パネルサプライヤー別およびフォームファクター別
 Foldable式OLEDのIT用途ブランド別出荷台数


DSCC
共同創業者・アジア代表
田村 喜男
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FPD先端技術及び投資動向

[事務局より] G8.7IT用有機ELへの投資が韓国と中国でこれから本格化しますが、LCD市場では中国への生産一極集中が進んでおり、韓国や台湾では旧ラインの閉鎖などで生産キャパシティーが減少しつつあります。こうした状況に加えて、新たな生産拠点として名乗りを上げたインドの状況などを含めて最新動向をリポートする予定です。「また今回の講演では、新技術のハイブリッド有機ELのガラス基板のエッチングプロセスについて新しく資料を作成し、詳述するので期待していただきたい」(講師より)


[1] 韓国FPD生産ライン運用シナリオ
 - LGD生産ライン運用
 - TV市場予想
 - SDC生産ライン運用
[2] IT OLED投資
 - IT Display New Investment
 - OLED NBPC Line up
 - Apple IT OLED Roadmap
[3] 新技術
 - VR Headsets Now Require Advanced Displays
 - VR Expected Trends
 - New Glass Etching and Cutting
 - Hybrid OLED Glass Etching
 - Tandem Challenges
[4] FPD投資状況
 - FPD投資 (OLED vs. LCD vs. MicroLED vs. Mi- cro OLED)
 - アプリケーションおよびバックプレーン別設備投資
 - 地域別設備投資 (Move-Inベース)


DSCC
FPD技術/設備投資/製造装置担当 ディレクター
Jayden Lee (韓国)

Counterpoint Research セッション

[Part 1] 世界スマートフォン市場動向 ※関連ウェブサイト
[Part 2] 世界XR (Extended Reality) 市場動向 関連ウェブサイト
[Part 3] 世界スマートオートモーティブ (HUD含む自動車) 市場動向 ※関連ウェブサイト

DSCCと年内統合予定の Counterpoint Researchセッションでは、同社の日本総窓口ディレクターに就任した前納秀樹が上記3分野の注目トピックスを解説します。前回は英語による講演でしたが、今回から日本語で行うため、より理解していただきやすいセッションとなります。まずは下記の無料調査レポート (105頁PDF) から、とりわけスマートフォン市場調査では世界最大手の同社の分析能力をご確認ください。

Counterpoint Research
日本総窓口 ディレクター
前納 秀樹

講師略歴)1989年日本電気に入社。以来STマイクロエレクトロニクス、東芝と30年余りシステムLSIのビジネスデベロップメントに従事。日本におけるハイビジョン放送、DVDなどデジタル機器の立ち上げを経験。東芝ではIoT機器に関連し、クラウドを利用したDXの知見を習得。2018年から技術系グローバル調査会社、2022年にはIT系ソフトウェア開発会社を経由し、2023年より現職。Counterpoint初の国内総窓口・責任者としてお客様をサポート中。

無料ダウンロードはこちらから

招待講演 セッション

OLED最新技術動向 2024

「CES2024ではSamsungとLGからそれぞれQD-OLED、MLA WOLEDパネル用いて輝度を2000から3000nitsに引き上げたTVが展示された。また、両社はWOLEDとマイクロLEDの透明ディスプレイの展示競演も行った。一方、2023年12月新潟開催のIDW学会では、色再現性をBT2020で95%まで引き上げた発光材料、Visionox、JDI、SEL3社のフォト加工OLED技術の発表競演があった。 このように最新でもOLED技術進展は著しい。本講演では、これら報告会では開示されない詳細技術内容を各社の出願特許分析を基に解説する」(講師より)

株式会社サークルクロスコーポレーション
フェローアナリスト
小野 記久雄氏

講師略歴) 1982年宮崎大学工学部工学研究科 (修士、電気工学専攻) 修了。同年日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。1993年日立製作所電子管事業部 (後の日立ディスプレイズ) へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの開発を主な担当とする。2009年パナソニック液晶ディスプレイへ異動。FPD技術調査担当 (LCD、OLED、QLED、マイクロLEDなど)。2017年末退職。2018年サークルクロスコーポレーションFellow Analyst就任。[主な受賞歴] 2013年 (公社) 発明協会 全国発明表彰、発明賞。2015年文部科学大臣表彰科学技術賞 (受賞テーマ「広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発」)

小野記久雄氏による充実スライド例 (昨年の講演資料より)
電子デバイス産業新聞 セッション

講演編「マイクロLEDディスプレイの現在地 2024」
質問編「現場記者目線のセミナー全体質問」

「Appleの開発中止という衝撃が走ったマイクロLED市場。本セッションでは、そのサプライチェーンを昨年11月の講演からアップデートし、簡潔に説明する」(津村氏より)


講演編)
電子デバイス産業新聞
特別編集委員
津村 明宏氏

質問編)
電子デバイス産業新聞
記者
澤登 美英子氏

津村明宏氏による充実スライド例 (昨年の講演資料より)
対談 セッション

年2回の定番企画!中根⇔田村の"語り放題 2024"

恒例人気企画、みずほ証券の中根康夫氏⇔DSCC田村喜男とのトークセッション、今回はご登録者様アンケートでも大変関心が高いApple動向に焦点を当て、「Appleの戦略、OLED/AI/Foldable採用がバリューチェーンに与える影響 (仮)」をテーマに、中根氏の単独解説を含め両名が本音をじっくり語り合います!

[1] いよいよOLEDパネル搭載のiPad投入へ
[2] iPhone生産は24年が谷、25年回復へ。SE4/Phone17 Slimにも期待
[3] 25年見通し - SE4とLarge+SlimのiPhone17 Plus投入で買換え需要喚起
[4] AI強化・Foldable OLED採用で笑う人・泣く人
[5] Foldable iPhoneは2機種で27年投入? iPhone20記念?
[6] Foldable iPhoneがOLED投資の新たな起爆剤に? - G6追加投資はあるかも
[7] Foldable MacBook (もしくはiPad) の行方は?


ゲスト) みずほ証券株式会社
シニアアナリスト
中根 康夫氏

聞き手)
DSCC
共同創業者・アジア代表
田村 喜男

前回のご来場者様アンケートや最新FPD市況に基づく上記プログラムに加えて、今回のお申し込み時アンケートも丁寧に拝読し、ご来場者様がご満足いただける充実編成を目指します!どうぞご期待ください。