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FOR IMMEDIATE RELEASE: 05/18/2022


高精細化を牽引するAR/VR用FPD技術
DSCC アジア代表・田村喜男

DSCC Japan (東京) -

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第51回 DSCC田村のFPD直球解説 (電子デバイス産業新聞)

DSCCはこのほど、AR/VR用FPD市場を展望した最新レポート Biannual AR and VR Display Technology and Market Report (一部実データ付きサンプルをお送りします) を発行し、長期予測を更新した。2025年まではLCDが最も高い出荷シェアを占めるが、その後はMicroOLED (OLED on Silicon) がリードすると考えている。

最新予測では、AR/VR用FPD市場の年平均成長率を52%と予測した。FPDのさらなる高精細化を牽引するテクノロジードライバーだと考えており、すでにリジッドOLEDで800ppi以上、MicroOLEDでは3000ppi以上を採用する流れが見えてきている。

VRヘッドセット市場で独走しているのが、Meta (旧Facebook) の子会社であるOculusだ。コロナ禍でVRゲーム機を手に取る機会が増え、主力製品Questの販売が急伸。そのパネル需要は2020年の230万枚から21年は700万枚に増加し、2022年は1000万枚前後に達すると見込まれる。

現行のQuest2には5.5インチLCD1枚を搭載しているが、2022年以降の新機種は両目用に小型パネル2枚を搭載する仕様に変更。2022年中に発売予定のQuest Proおよび2022~23年発売見込みのQuest3には1000ppi以上の2.5インチLCDを2枚、2024年発売が期待されるQuest Pro2にはMicroOLEDあるいはMiniLEDバックライト搭載LCDを2枚搭載するとみられる。

ソニーは、PS5対応のVRヘッドセットとしてPSVR2を2022年中にリリース予定だ。累計500万台以上を販売した初代PSVRは5.7インチで385ppiのリジッドOLEDを1枚搭載していたが、Oculusと同様、PSVR2は両目用に2枚使いになる。3.36インチで2000×2040画素のリジッドOLEDを2枚搭載し、VRヘッドセットとして初めて850ppiという高精細を実現する見通しだ。ちなみに、このパネルはSamsung Display (SDI) が供給する。

注目を集めているのがAppleの動向だ。現在VRヘッドセットとARグラスを開発中とみられ、事業化に向けて数々のスタートアップを買収してきた。まず前者を2023年後半に開発者用プロモデルとしてリリースする予定で、VRおよびパススルーARに対応し、価格は2000ドルを超える可能性がある。

この端末には、1.5~1.6インチで3000ppi以上のMicroOLEDと、スマートフォンサイズのフレキシブルOLEDの計3枚が搭載される。パネルの量産は2023年上期に開始されるだろう。

一方、ARグラスはまだ開発の初期段階にあり、一般消費者向けとして2024年以降の発売が見込まれる。パネルにはMicroOLEDまたは高精細LCDが採用されることになりそうだ。

Source: DSCC’s Biannual Augmented and Virtual Reality Display Technologies and Market Report
[出典] Biannual AR and VR Display Technology and Market Report

ディスプレイはAR/VRヘッドセットで重要な役割を果たします。主要OEM各社は旗艦製品となるAR/VR装置の発売準備を進めており、ディスプレイメーカーは明るさ、コントラスト、解像度を向上させる技術の開発に取り組んでいます。この新レポートは、LCD、AMOLED、LCoS、DLP、レーザービームスキャン、MicroLED、OLED on Siliconを含むすべてのディスプレイカテゴリを対象とし、主要サプライヤーとそのロードマップの詳細情報を提供します。また、さまざまな光学構成と導波路タイプについても解説しています。ARとVRの両市場の予測はディスプレイタイプごとにセグメント化されており、最も多くの収益を生み出すと見られるテクノロジーを提示します。

本レポートは消費者および企業市場向けのAR/VRヘッドセットに焦点を当てています。軍事用は予測に含まれていません。ARが現実世界を見る能力を意味する一方で、VRは仮想環境への完全な没入を提供します。複合現実 (MR) という用語を使用している企業もありますが、ARとの区別は明確に定義されておらず、解釈はグループによって異なります。本レポートでは、ARをMRも含む広範なカテゴリとしています。本レポートでは、AR/VRのさまざまなディスプレイ技術と、関連する光学系の全体像を示しています。主要プレーヤーのプロフィールと、各ディスプレイ技術の2026年までの市場予測を含んでいます。

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目次一覧 (2022年前期版)

第1章 Introduction and Executive Summary

第2章 Leading Brands and Headsets

- Apple’s Future Headset
- Meta’s Headsets and Product Roadmap
- VR Headsets
- Passthrough AR
- Advanced AR (Mixed Reality)
- Basic AR (Connected Glasses)

第3章 Optics in AR/VR Headsets
- Optics for VR
 - Fresnel Lenses
 - Pancake Optics
 - Video Passthrough AR
- Optical Combiners for See Through AR
 - Diffractive Waveguides
 - Reflective Waveguides
 - Free Space Combiners
 - Retinal Imaging

第4章 Display Technologies
- FPD
 - TFT LCD
 - MiniLED
 - TFT OLED (AMOLED)
- Microdisplays
 - LCD and LCoS
 - DLP
 - OLED on Silicon
 - MicroLED
 - ELQD
 - Laser Beam Scanning

第5章 Challenges Specific to AR/VR Displays
- Screen Door Effect
- Vergence Accommodation Conflict
- Foveated Rendering
- Frame Rate and Duty Cycle
- Brightness and Contrast
- Hard Occlusion
- Cone Angle

第6章 Key Suppliers and Technology Roadmaps
- Japan Display
- Sony
- Kopin
- eMagin
- Seeya
- Lakeside
- BOE
- Innolux
- INT Tech
- Jade Bird Display
- Plessey Semiconductors
- Nanosys/Glo
- MICLEDI Microdisplays
- Aledia
- Compound Photonics
- Avegant
- ST Microelectronics
- ams OSRAM
- Bosch
- TriLite

第7章 Micro OLED Capacity and Investment
- Capacity Outside China
- BOE Kunming
- Seeya
- Sidtek
- Lakeside Optical
- Other Fabs in China

第8章 Forecasts
- Shipment Forecast for VR Headsets
- Shipment and Revenue Forecasts for VR Displays
- Shipment Forecast for AR Glasses
- Shipment and Revenue Forecasts for AR


About DSCC

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2022年以降の記事について:毎月上旬に「電子デバイス産業新聞」に寄稿される、DSCCアジア代表・田村喜男の連載コラムをご紹介しています。

2021年以前の記事について:毎週火曜日 (米国時間月曜日) にDSCCグローバルサイトに速報掲載される海外アナリストブログ集から、日本の読者様のお役に立てる分析記事を抽出、ご紹介しています。


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